保険は、保険料を支払い死亡時に保険金を受け取る商品です。このため、保険期間内に死亡しないと保険金が受け取れません。
しかし、途中で自発的に契約を解除し、解約返戻金を受取ることにより、会社の資金計画を見据えた積極的資産として利用することができます。
そして、法人契約の生命保険は保険料を税務上の「損金処理」できるという特典があります。この効果を「節税」と呼んで販売されておりますが該当年度に経費処理ができたに過ぎません。あくまで、《課税の繰り延べ効果》に過ぎないということを認識して、この効果を最大にするにはどうするのか。『どこの保険会社のどの保険を利用するのか』が一番大切なことです。この効果を中長期の経営計画に反映させることで初めて生きた保険になると考えます。
1年で解約しても支払い保険料の60%(税率40%として)の解約返戻金があれば損害がゼロと考えますが、これはメリットでないのです。(その60%に再度課税されれば加入したためにデメリットが発生するということです)
法人が経費で処理するということは、税金を圧縮できると同時に現預金の減少を伴いますが、保険では「経費計上したお金」が『保険金』として、または『解約返戻金』として簿外の「含み益」「現金」として受取ることができます。社長の死亡、減益、赤字転落に際し「利益」「資金」で会社を支えることができるのです。
多額の保険料が支払われて、死んだ時には大きなリターンがあったが、生きていた時には何も無かったではいけません。死んだ時にも、生きていた時にも効果的な保険であるべきです。
例1:40歳男性、保険期間10年更新型定期保険を1億円、70歳まで更新
| 支払い保険料 | 2,741万円 |
|---|---|
| 解約返戻金 | 0円 |
例2:同じ年齢、保険期間100歳満期定期保険、70歳で解約
| 支払い保険料 | 5,996万円 |
|---|---|
| 解約返戻金 | 5,778万円 (96%) |
例2であれば、実質4%の保険料で死亡時でも、生存時でも役に立つ保険に加入したということです。(この例1:例2の間に中間値を示す保険があります)
保険そのものが悪いといっているのではありません、加入目的とプラン選択のミスマッチの問題です。
